OLLIE , Montpellier 34.

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　普段、清らかな湧き水が穏やかに流れる畑の傍の川は、大雨で水かさが増して濁流となり、ごーっ、と大きな音をたてて流れています。川の中にある水の取水口に、上流から流れてきた砂利が詰まり、田んぼに入れている水が出なくなりました。納屋の石垣の一部は決壊し、水が浸み出し、置いてあった農具などが水浸しになりました。日照り続きのときは雨が降ってほしいと願い、長雨が続くときは太陽が見たいと願います。夏の異常な暑さや局地的な大雨。近頃は異常気象だ、地球がおかしくなってきている、とよく言われます。ただ、こうやって自然と直接関わる農業の仕事を始めてからふと思うのは、大干ばつがあったり、虫が異常発生したり、台風ですべてが流されたりというような「異常気象」は、これまでの歴史の中で何度もあったのだろうということです。人間の力ではどうしようもないことがある、ということを知っていた人々は、天に祈り、地に祈り、たくさんの神さまが生まれ、豊作を願い、収穫に感謝し、さまざまな祭りが生まれました。 　明日、宮島では、農作物への感謝を込めて、供物などを載せた船を海に流す「たのもさん」という行事が行われます。